音楽は今日も息をする。

あんでぃの音楽関連の記事を書くブログ。MONACAと田淵智也多め。

Wake Up,Girls!の解散に寄せて。

みなさんこんにちは。

さて、昨日タイトルにもある通り、声優ユニットWake Up,Girls!の解散が発表されましたね。
公式発表には"プロジェクトとしての「Wake Up, Girls!」は今後も展開して参ります"とあるのですが、それがどういう意味なのかハッキリしないのが何とも言えないところではありますが…


正直なところ、余りにも発表が急すぎて一日経った今でもまだ気持ちの整理が追いついていないのですが、そんな今の気持ちを書き留めておきたい…そんな思いで書いていきたいと思います。
綺麗にまとまった文章ではないかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。



僕とWUGの出会いは2015年末~2016年頭ぐらいだったかと思います。
当時シンデレラガールズにドハマりしていた僕、特にその中でも好きだったのが田中秀和(MONACA)の作る楽曲でした。

そんなある日、某動画サイトで関連動画に出てきた「少女交響曲」という楽曲。
好きな作曲家の楽曲、とりあえず聴いてみようぐらいの軽い気持ちで再生してみる。
「なんだ、結構良い曲やんけ」
当時の僕が抱いたのは、そんな軽い感想だけだったと思います。
もちろん、その段階では「Wake Up,Girls!」というユニットの存在は強く意識していませんでした。

そこからちょくちょく音源だけは集めていましたが、「音源だけは持ってる、けどコンテンツのことはよく知らない」状態でした。
これは単純に僕自身が「良い曲ならコンテンツのことを知らずとも聴く」という生き方をしていたからであって、WUG以外にもその状態だったものはいっぱいあって、WUGだけが特別なんてことはなかったのです。

それが変わったきっかけがシンデレラガールズの4thライブ、SSA公演でした。
この時僕は初めてアニメやゲーム作品のライブに現地で参戦したのですが、その会場の熱量や演者・スタッフはじめ関係者の真剣さにとても感動したのを覚えています。
その中でひときわ輝きを放っていた声優、それが山下七海さんでした。
ライブが終わってからも、「もっとあの人が活躍する姿を見たい」と思えるような最高のパフォーマンスでした。
そして「そういえば彼女、WUGのメンバーだったな」ということを思い出した僕、それはまさに点と点とが繋がる感覚でした。

「これはWUGを知らなければいけない」

そんな感情が自然と湧き出てきたのです。
そこからはTwitter有識者(ワグナー)に教えを請い、映画とアニメの円盤を借りて視聴し、音源を集め、声優を調べ…という風にズブズブと沼にハマっていきました。
メンバーの出るニコ生、ラジオは出来るだけ視聴するし、新曲が出れば買うし…
もうその時点で立派なワグナーだった、のかもしれません。


そんな中で更にWUG熱を加速させてくれたのが4thツアーです。
情報追ってはいたのでなんとなく「ツアーやる」ってのは知ってたものの、参加するのはなぁ…とちょっと渋っていた時期もありました。
ただある日、お酒片手にとあるニコ生を見ていた時、「なんか行かなきゃ後悔する気がするな」と思って(酔った勢いでもある)放送終了直後にチケットを購入しました。
偶然にもツアーの始まりは僕が住んでいる大阪。
これはきっと神様の思し召しだった…というのは大袈裟かもしれませんが、そんぐらいの気持ちはありました。


そしてライブに参加したわけですが、まあこのライブが良かったんです。
やっぱりライブに行かなきゃわからないことってあると思うんですが、彼女たちのパフォーマンスから伝わってくる熱い思いこそが、まさしくそれだったんです。


「こんな最高のライブをしてくれるユニット、推さない訳にはいかない」

ライブが終わった頃には、そんな強い思いすら抱けるようになったのです。


そしてそこからWUGからの供給と比例するように僕の熱はさらに加速します。
新章が始まり、OPEDお渡し会に参加し、アニメJAMにも参加し、そんなこんなで熱量を持ったまま2018年に突入しました。
今年に入ってからもアニメタイアップもあり、GreenLeaves Fesもあり、ツアー開催も決まり、新しいゲームも始まる予定、楽天コラボも無事終わり、そんな風にどんどん次の展開がこれからも続くと信じていました。昨日までは。


終わらないものなんてない、そんなことは分かっているつもりでしたよ。
でもそれは表面上だけの理解で、実際自分の好きなものが終わるって言われたときに納得できるわけじゃなかったんです。


ねえ、どうしてそんなに急に発表するんでしょうか?
これから7人はどうなっていくんでしょうか?
何もわからないんです。
分かっているのは、3月いっぱいで声優ユニットWake Up,Girls!」は終わる、ただそれだけなんです。



本当にメンバーは話し合いで納得したんでしょうか?
WUGちゃんねるのあの動画を見ている限り、僕にはそう思えないんです。
やり残したことがあるなら、やり切るまで解散なんて言わないでほしいんです。

でも、そう決まったということは紛れもない事実であって、きっと本人たちも苦しいんだと思います。
だからこそメンバーから「ごめんなさい」なんて言葉は聞きたくなかったです。


今から僕にできること、それは形がどうであれ解散してしまう彼女たちの最後の輝きを見届けることだけしかないのかもしれません。


「まだ目覚めない夢が永遠に続くならば振り返らず進むだけでいい」


WUG7人で歌詞を書いた「Polaris」、その中でも特に大好きな一節です。


夢って、永遠に続くものじゃないんです。
いつか終わるものであって、だからこそ輝くものなのかもしれません。


彼女たちの「夢」が、最後に叶ってくれたら、1ファンとして、1ワグナーとして、こんなに嬉しいことはありません。


今回の記事は、最後にこの一言で締めたいと思います。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。




いくぞ!がんばっぺ!Wake Up,Girls!