ぼっち・ざ・ろっく!イベントの客入れBGMセットリストを勝手に組む。
みなさん、お久しぶりです。
前回の記事から約4ヶ月、なんと2月末にして2023年初更新です。
あけましておめでとうございます(遅)
何故突然更新する気になったのか?と言いますと、実は先日とあるライブに参加した時にTwitterのフォロワーさんとお会いする機会があったのですが、その時にこのブログの記事の話をされまして、読んでくださる人が居るのならもうちょっと頑張って更新しようかな、と思った次第です。
『ぼっち・ざ・ろっく!』の話
さて、早速ですが皆さんはアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』はご覧になられましたか?
昨年末に放送されて話題になったので視聴済みの方も多いんじゃないかと思いますが、僕もご多分に漏れずしっかり視聴していました。(以後ネタバレ注意)
アニメは何回見たか分からないし、BDは全巻予約したし、何なら原作も全巻買ったし、俗に言う「沼にハマった」わけです。
僕はアニメ化が決まった段階で
- きらら原作
- メンバーの名前をASIAN KUNG-FU GENERATIONから取っている
- 原作には邦ロックバンドのMVパロ絵がある
ぐらいは知っていて、きららも邦ロックも好きなので正直ハマりそうな気はしていました。
しかし、きららでバンドといえば誰もが思い浮かべる名作『けいおん!』が放送された当時の僕は「アニメ(笑)」みたいなことを言ってた人間だったので(当時はクソガキだったんです。今では好きですよ)、ハマれるのか?という疑問もあってあまり触れずに過ごしていました。
とはいえ僕の推し声優であるところの青山吉能さんが主役のアニメを見届けない訳にはいかないので、しっかりと視聴した結果しっかりとハマりました。ええ。
ハマった要因として、もちろん映像や話の展開など全体的にアニメとしてのクオリティが高かったのはあるんですが、何と言っても「音楽」が魅力的だったことが大きいです。
1話のEDを見ながら「なんかKANA-BOONっぽい曲だな・・・」と思っていたらEDテーマのクレジットに「作詞・作曲:谷口鮪(KANA-BOON)」と書いてあった時は思わず声を上げて笑ってしまいました。本物なのかよ。
あとは最終回で『転がる岩、君に朝が降る』が流れて、後藤ひとりが歌い出した時はもう感情ぐちゃぐちゃのボロボロになっていました。
なんせ僕がアジカンでトップクラスに好きな曲を、好きな声優が歌い始めたわけですから。
1.転がる岩、君に朝が降る
— あんでぃくんさん (@aPnKdMyN) September 17, 2018
2.江ノ島エスカー
3.君という花 https://t.co/kaEjjfbxNr
(ついでにこの時2位に挙げている江ノ島エスカーは第9話のタイトルになってましたね)
そしてどハマりした結果イベントに参加したい!と思い、東京と仙台の2ヶ所でリリースイベントに参加しました。
(ちなみに僕は西の人間です。大阪だけ参加してません。なんで?)
イベント当日は開場〜開演までの約30分間、客入れの間に会場内でBGMが流れていました。
こういうのってアニメ系のイベントだと作品に関連する主題歌・劇中歌・キャラソン・劇伴etcが流れていることがほとんどなのですが、何故かこの作品はそうではありませんでした。
ぼっち・ざ・ろっく!インストアイベントツアー東京会場1部 客入れBGMセトリ
— あんでぃくんさん (@aPnKdMyN) February 4, 2023
1. 赤橙/ACIDMAN
2. REMINDER/ストレイテナー
3. UNIVERSAL/GOING STEADY
4. 生活/syrup16g
5. スカーレット/ART-SCHOOL
6. テールランプ/藍坊主
7. スピード/アナログフィッシュ
ぼっち・ざ・ろっく!インストアイベントツアー仙台会場1部 客入れBGMセトリ
— あんでぃくんさん (@aPnKdMyN) February 19, 2023
恋におちたら/サニーデイ・サービス
深夜高速/フラワーカンパニーズ
Jack Nicolson/bloodthirsty butchers
RUNNERS HIGH/the pillows
I was walkin’ & sleepin’/THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
サヨナラCOLOR/ SUPER BUTTER DOG
いや、あまりにも"ガチ"すぎる。
まず何でこんな邦ロック楽曲が流れているのか意味が分からないという話と、その中であまりにも邦ロック大好きな僕の心をくすぐるセットリスト。
誰が選曲したのか本当に気になりすぎて夜も眠れないよ〜なんて言ってた時に、ふと突然思いついたのです。
「これ、自分で組んでみたくね?」
と。
この作品を好きな人はきっと音楽が好きな人が多いと思いますし、きっとこの作品の楽曲の奥底から香ってくる邦ロックの香りに魅力を感じている人もいるはずです。
そんな人たちと共感し合いたい、そして邦ロックをよく知らない人にもこの作品がきっかけで邦ロックの良さに触れてもらいたい、とい思いを込めてセットリストを考えました。
ま〜〜〜早い話が公式に便乗して好きな音楽を語りたいだけです。
便乗してなにが悪い。
妄想客入れセットリスト
ということで
- 約30分
- リスト内でアーティスト被りなし
の2つの条件+僕が確認した2回のセットリストから感じた90年代後半〜00年代の雰囲気を意識してセットリストを組んできました。
(とはいえ僕はリアルタイムで追っていた訳ではないのでどうしても後追いになってしまうのですが、そこは許してほしい所存)
それがこちらです。
1. トワイライト/GOING UNDER GROUND
ゴーイングの代表曲を聞かれたら『LISTEN TO THE STEREO!!』かこの曲を挙げる人がほとんどなんじゃないかと。
歌い出しは「あぁそうか あれは…」で終わって間奏に入るのに対して、ラスサビ前は静かに「あぁそうか あれは」→「僕の街だ!」から助走をつけてラスサビに突入するのが歌詞の対比とも合わさってエモーショナルな楽曲です。
2. 花屋の娘/フジファブリック
まずイントロから疾走感溢れるピアノがカッケェんですよ。
そして何と言っても志村正彦の唯一無二の歌声。
上手いと言うよりも素朴で感情が伝わりやすいというのが大きくて、この曲の歌詞も、冷静になって読んだら一歩間違えば変態とも取られかねないのに何故か魅力的に映る、不思議な力がある歌声ですよね。
ちなみにフジファブリックといえば、原作1巻13話の扉絵の元ネタは『若者のすべて』という曲のMVです。
邦ロックを代表する大大大名曲です。
今は音楽の教科書にも載ってたりするらしいです。
良い時代ですね。
3. ドライド アウト/ACIDMAN
公式に『赤橙』を取られたので(取られたってなんだ)、普通に好きな曲を選びました。
イントロで激しい感じか?と思わせておいて意外とAメロからは爽やかに進行していく二面性、どちらも出来るのがACIDMANなんですよね〜。
時々入る細かなキメもカッコいい。
それからACIDMANといえば「宇宙」と「生命」、と言われるぐらい歌詞が壮大なことが多いです。
この曲はどちらかといえば「生命」寄りですかね。
4. 無限の荒野/THE BACK HORN
THE BACK HORNの楽曲は激しい中にも切なさがあり、ドラマチックなところが魅力だと思っています。
特に日本人らしさを感じるのはメロディだったり歌詞だったりするんですが、僕が邦ロック好きなのってそういうところだったりもするのかなと。
僕は歌詞をそこまで重要視しているタイプの人間ではないので、歌詞を意識して聴くことはそんなに多くないのですが、とはいえ日本語であれば無意識でもある程度聞き取れるじゃないですか。
するとたまたま聞き取れた歌詞がメロディと合わさってすごく魅力的に聞こえる瞬間があって、それが本当に「良い歌詞」だと僕は思っています。
この曲で言うと「否、まだだ、ここでは死ねない」がそれに該当します。
ちなみにTHE BACK HORNと古くからの付き合いであるアジカン後藤正文さんはラジオで「ぼっちちゃんは昔のTHE BACK HORNみたい」という旨の発言をしていました。
でもなんかわかるかもしれない。
5. Eric.W/the band apart
バンアパの代表曲の一つ。
今回は(いや毎回そのつもりですが)逆張り選手権ではないので堂々と代表曲を紹介していきます。
バンアパといえば「オシャレ」と言われることが多いですが、その中でも歌だけではなくて楽器の演奏にも注目してほしいです。
素人でも分かっちゃうぐらい全員バカうめぇです。
『ぼっち・ざ・ろっく!』の楽曲の中でも『星座になれたら』の曲調が好きな人はバンアパを聴いてください。
絶対にハマると思うので。
6. ハルジオン/BUMP OF CHICKEN
最早国民的ロックバンドとなっているので改めて説明する必要はないでしょう。
一番の代表曲『天体観測』(余談ですが原作2巻に収録されている番外編の扉絵は『天体観測』のMVです)ではなくこの曲を選んだ理由は「何となく」・・・というのは半分冗談で、半分本気です。
『天体観測』でヒットした後、売れ線ポップバンドに路線変更するという選択肢もあったかもしれない中で次にリリースしたシングルがギターを掻き鳴らすこの曲。
やっぱりバンドって 最高にかっこいいなぁ…
(『ぼっち・ざ・ろっく!』より引用)
7. 水色の風/syrup16g
これも公式に『生活』を取られたので(だから取られたってなんだ)、普通に好きな曲を選びました。
実はこの曲に先ほど紹介したBUMP OF CHICKENのボーカルである藤原基央が参加しています。
というかそもそも僕の邦ロックの入り口はBUMPで、その繋がりでこの曲を知ったのがsyrup16gとの出会いでした。
当時の僕には衝撃でしたね、「こんなに暗くていいんだ」と思いました(本当にクソガキみたいな感想ですが、クソガキでした)。
『ぼっち・ざ・ろっく!』のキャッチコピーにもなっている「陰キャならロックをやれ!」の究極みたいなバンド。
絶望したい時にオススメです。
というわけで今回の記事はここまでです。
妄想セトリを組むの、楽しいので近いうちに第2弾もやりたいです。
次はもうちょっと新しめ(とは言っても2000年代後半)のバンドかな〜。
そして他の人が考えたのも見てみたいので、是非みなさんも 記事なりTwitterなりで #ぼざろ客入れ妄想セトリ やってみてください。
僕が喜んでチェックします。
それでは〜。