今年の10曲(2021年編)
お久しぶりです。
もはや年末にしか記事を書かない人になってますが、「今年の10曲」は2018年から書き続けていて、今後も継続させていきたいので今年もしっかり記事を書いていきたいと思います。
選定対象は2021年に発売された曲とし、それ以外の条件は特になしとなっています。
紹介はだいたいの時系列順になっています(多分)ので、それを踏まえて読んでいただけると幸いです。
それでは早速紹介していきたいと思います。
夏川椎菜の5thシングル『クラクトリトルプライド』の表題曲です。
そもそも夏川椎菜さんと田淵智也さんが好きで、田淵さんが夏川さんの音楽を評価していたのも知っていましたが、実際に曲を作るとなると片方が"寄せ"にいったりして微妙な感じになることも考えられるので聴く前には不安でした。
いざ聴いてみると田淵成分と夏川成分が共存しつつも良いバランスで作られており、とても安心しました。
「悔しいのが楽しいのは全部僕のせいだ」とか、どこか田淵っぽさも感じつつ夏川さんのアーティストとしての世界観を持っていてすごく良い歌詞だと思います(個人の感想)。
短めの一節を繰り返すことで印象に残るメロディも田淵っぽさがあって良いですね。
落ち込んだ時ややる気を出したい時などさまざまなシチュエーションで聴いていたので、2021年の再生回数もこの曲が一番多かったです。
2)Seize The Day/亜咲花
作詞・作曲:永塚健登 編曲:立山秋航
亜咲花の9thシングル『Seize The Day』の表題曲です。
こちらはテレビアニメ『ゆるキャン△ SEASON2』のOPとなっていて、前作『ゆるキャン△』のOP『SHINY DAYS』も良かった分期待値は高かったと思いますが、それに応えるだけのパワーがある楽曲だと感じました。
楽曲としてはジャズファンクな曲で、エレピや弦やブラスやベースの絡み合いがとにかくカッコいい上に亜咲花さんの歌がバチバチに上手くて思わずクネクネ踊り出してしまいます。
3)創造/星野源
作詞・作曲・編曲:星野源
星野源の配信限定シングル『創造』の表題曲です(12thシングル『不思議/創造』にも収録)。
いや、星野源ガチで凄すぎませんか。
そりゃガッキーと結婚もしますわ(?)
それにしてもパッと聴きでは混乱してしまいそうな展開の多さに加えて、これでもかと言わんばかりに任天堂リスペクトのサウンドを盛り込んでいながらも、JPOPの最前線に立つポップさもある。
そんな曲がちゃんと多くの人に届いてるこの国は最高です。
「死の淵から帰った 生かされたこの意味は 命と共に 遊ぶことにある」
星野源が歌うと重みが違いますね。。。
4)many merry number/吉河順央
吉河順央の配信限定EP『FOR NOW』に収録されている楽曲です。
https://twitter.com/monaca_ishihama/status/1387675251740270594?s=21
作編曲の石濱さんが「今の自分がやらなさそうな事をやっていたりして逆に新鮮な気持ち」とツイートしており、実際に曲自体は数年前から存在していたようですが、『アイカツ!』初期辺りの石濱さん楽曲の香りを感じてとても良いですね。
イントロからずっと高橋邦幸さんの演奏するブラスはハッピー🥳だし間奏の堀崎翔さんのギターソロもハッピー🥳
5)閃光/[Alexandros]
作詞・作曲:川上洋平 編曲:Takashi Saze
19thシングル『閃光』の表題曲です。
僕は10年来の[Alexandros]のファンなので、ただ良い曲だと思って聴いていたら知らない間にインターネットミームと化していてビックリしました。
某所で「曲が良いからネタになってる」というコメントを見て(まあそういうものなのかな…)と思っています。もちろん曲が良いのは同意です。
それからドラムが庄村聡康の休養・勇退→リアド偉武の加入となったことで、少なからずサウンド面でも変わったところはありますね。
過去の楽曲にあった"サトヤスらしい"フレーズを感じられなくて少し寂しい気持ちはありますが、そこに否定的な感情はないです(もちろん良し悪しの話ではなく好みの話ですし、そもそもの話をしたらサトヤスも2代目ですからね)。
今後は"リアドらしさ"を出して新生[Alexandros]として頑張っていただきたいですね。
6)LINE LOOP/サンドリオン
作詞:やぎぬまかな 作曲:木暮栄一 編曲:田中秀和(MONACA)
田中さんがthe band apartのファンであることは渋谷のJK100人に聞いたら120人は知ってるぐらい有名なお話なので今更述べることもないとは思いますが、過去に『V字上昇Victory』や『Ms.Rからの新着メール』などに代表されるthe band apartリスペクト楽曲の他、様々な楽曲でそのテイストを感じるシーンがあった中で遂にthe band apartと楽曲制作をする事自体が既に"エモい"んですよね。
そもそも「バンアパが声優ユニットの楽曲を制作する」という話になった時点で編曲に付く人間がバンアパと声優ユニットの音楽の両方に精通しているなんてあまりに相応しすぎるし、"田中秀和"というネームバリューが無かったとしてもこれ以上ない適任だと思います。
田中さんは以前、バンアパのベース原昌和さんにTwitterで『感情線loop』を絶賛されて大変喜んでいましたが、今回の曲は『LINE LOOP』ですしサビ始まりの歌詞が「環状線」って…こんな伏線回収ありますか?M(MONACA)-1グランプリ2021なら優勝ですよ。まあもうMONACAにはいらっしゃいませんが……
とまあ余談は尽きないのですが、楽曲の話をしますと「女性声優が歌うバンアパ楽曲」の極みなんですよね。
荒井さんが歌えばそのままバンアパの曲として出せそうなぐらい(演奏も本人だし)の曲に、田中さんのバンアパを推しつつ女性声優の歌に合うアレンジ、文句の付けようがありません。完璧です。
7)キミだけのメロディ/角巻わため
作詞:saji(Hifumi,inc.)、おぐらあすか(Hifumi,inc.) 作曲:彦田元気(Hifumi,inc.) 編曲:彦田元気(Hifumi,inc.)
ホロライブ4期生角巻わための2ndシングル『キミだけのメロディ』の表題曲です。
特に角巻わためさんを推しているわけではないのですが、どことなく(僕が個人的に好きな)2000年代邦楽ロックの香りを感じたので今回選ばせていただきました。
ギターのバッキングの構成・フレーズとか、裏で鳴ってるピアノとか、歌詞の雰囲気とか色々な要素が組み合わさった結果なんですかね。
正直自分でもよく分かりませんが、とにかく好きです。
ちなみに作編曲の彦田元気さんについて詳しく存じ上げなかったので調べていたところ、『Wake Up, Girls!』で林田藍里(CV:永野愛理)のキャラクターソング『Party! Party!』の作曲をされていた方とのことで、なるほど…となりました。
8)3時12分/TAKU INOUE & 星街すいせい
作詞・作曲・編曲:TAKU INOUE
TAKU INOUEのソロプロジェクト第一弾として配信された楽曲です(1stアルバム『ALIENS EP』にも収録)。
イノタクさんと言えばブチアゲナンバーの印象も強いですが、ミドルテンポでもシンセはバキバキにカッコいいしリズムも気持ち良いし、純粋にトラックメイカーとして強いんだな…と改めて感じさせられました。
それにしても星街すいせいさん、お歌が上手いですね…(当たり前)
9)ウラノミト/月ノ美兎
にじさんじ月ノ美兎の1stアルバム『月の兎はヴァーチュアルの夢をみる』のリード曲です。
広川恵一の変態要素をふんだんに詰め込んだ最高に気持ち悪い曲(最高級の褒め言葉)です。
『Jewelry Wonderland』などの変態広川楽曲が好きな人にとってはたまらないですよね。
さて、意図せずしてVTuber関連の楽曲が続いたので、ここで少しだけVTuberの話をします。
僕はVTuberは好きでもないし、嫌いでもないという風に思っています。
実は以前はどちらかというと好き寄りの立ち位置だったのですが、僕がよく見ていた某ゲ○○部が色々あって活動を終了して以降、一定の距離を保つようにしています。
ただこの数年でVTuberというコンテンツが一つの"遊び場"として成立するようになってきたと同時に、VTuberに対する"壁"みたいなものもどんどん無くなっていると思っています。
(ひと昔前のニコニコ動画が担っていた役割に近いのかな)
今回挙げた楽曲もその影響を少なからず受けていると思いますが、この異質な楽曲をも受け止められる「月ノ美兎」という存在は、最早ひとつの「コンテンツ」もしくは「カルチャー」と呼んでも差し支えないのではと思います。
10)食べた愛/aiko
作詞・作曲:AIKO 編曲:トオミヨウ
aikoの41th(←41th!?)シングル『食べた愛/あたしたち』の表題曲です。
「aiko節」とも呼ばれるメロディラインと歌詞はどちらも素晴らしく表現されていますし、いつまでも聴いていられるような心地良いアレンジに、サビ前の盛り上げなど曲の展開作りも加わって何回でも聴けてしまう楽曲です。
自信を持ってオススメしますので、もしまだ聴いていない人がいたら絶対に聞いてください。
というわけで以上が今年の10曲となります。
今年は環境の変化もあり忙しい1年だったのですが、こうして振り返ってみると意外といろんな音楽に触れていたな〜と思いました。
来年も素敵な音楽にたくさん出会えると嬉しいですね。
それでは皆さん、良いお年を!
さようなら〜