3月8日、WUGのSSAとアイカツアニONのイベ被りに直面したMONACAオタクの話。
こんにちは。お久しぶりです。
今回はタイトルの通りライブ感想回です。
見ての通りちょっと特殊な内容になるかもしれませんが、WUGのオタクもアイカツのオタクも、そのどちらでもないオタクにも是非読んでほしいなと思います。
・当日までの出来事
WUGに関してですが、僕はそんなにイベントに参加できる方ではなく真剣さという面ではワグナーを名乗るのも躊躇してしまう節がありました。
ただ最後のイベントだけは見逃すと後悔すると思い、SSAの発表がある前から3月の予定はほとんど開けてありました。
その中で唯一外せなかった予定、それが「アイカツアニON」のDJイベントです。
僕は田中秀和さんが大好きで(僕のことを知ってる人には改めて言う必要もないですが)田中さんの初DJという晴れ舞台を見逃したくはなかったので、ここだけは譲れないという気持ちでした。
そして12/22の横須賀公演で3/8 SSA公演の発表があった訳ですが、この時点で僕は相当安心しました。
何故安心したか、それは
・金曜日という平日である
・DJイベントは最悪同じ日でもオールナイトになればイベ回しできる
と考えたからで、要するに横須賀公演の発表時点では「2つのイベントが完全に被ることはないだろう」と高を括っていたんです。
ところがその3日後の12/25、アイカツアニON公式から発表されたイベントの日程は「3/8 夕方から夜 都内某所」でした。
この時点で両者の開催時間が被っていることが確定してしまい、僕は絶望しました。
どちらかに行くにはどちらかを切り捨てなければならない、そんな苦渋の選択を迫られてしまったのです。
ここで僕は考えました。まだどちらも切り捨てたくはない、と。
アイカツアニONはイベントのタイムテーブルがまだ発表されていない。
もしかしたらSSAからアニON、もしくはその逆という形でイベ回しできるかもしれない。
そう考えてアニONのチケットを確保しておきました。
すると2月1日、アイカツアニON公式からの発表がありました。
それは「田中秀和さんの出演は22時過ぎを予定しています」というものでした。
僕はその一文に希望の光を見出したのです。
「SSAからDJ会場までは電車で40分程度であり、21時半までにSSAを出られれば十分見られる」と。
ただ実はこの段階でもう一つ問題を抱えていて、そもそも3月8日に遠征できない=どちらにも参加できない可能性がありました。
これは個人的な事情なので内容は伏せますが、直前まで参加できるかできないかの瀬戸際でした。
しかし死力を尽くしてこの問題をなんとか解決することができたため、晴れて3月8日を迎えることができ、ひとまず安心していました。
・当日の出来事(開演前)
まずSSAに向かい「MONACAの皆様に感謝の言葉の寄せ書きを贈る」企画を主催しつつ仲の良い人たちと交流(ちなみにこの企画、オタクからは大変好評でしたが本人たちに届くかは今のところ不明です)。
その中で当日同じムーブをする予定だった人たちと話し合い、「21時半にタクシー乗り場に集合してアニON会場に向かう」というルールを決定しました。
そしてその後も初対面の人、久しぶりに会う人いろんな人と交流していたらあっという間に開演時間を迎えてしまいました。
・ライブ~アニONまで
まずは曲順で感想を述べていきたいと思います。
1.タチアガレ!
1曲目はこれであってほしいと思っていました。
やっぱり原点の曲ですし、「WUGらしさ」を決定づけた曲だと思うので。
今まで見たどの「タチアガレ!」よりも素晴らしかったです。
2.16歳のアガペー
この時点で「ああ、時系列順で来るのね」という理解を致しました。
最近の広川恵一さんの楽曲とは違ってかなり直球なアプローチの曲ですが、WUGの広川曲だとこれが一番好きかもしれないです。
ベースの振りコピが楽しい(?)
予想通りっちゃ予想通りなんですがやっぱり高まるもんは高まるんですよ。
僕の推しであるところの青山吉能さんによる「♪でもね一緒に流した涙ファ~」でもう感無量になり、満面の笑みで涙をこらえるおじさんと化しました。
4.ゆき模様 恋のもよう
この曲のベースがめちゃくちゃ響いてきて、「ああ自分は今SSAでWUGの曲を聴いているんだ」ということを再確認した瞬間涙が零れだしました。
「なんでこんな良い曲なんだろう…なんでこんな良い曲を歌うユニットが解散するんだろう…」と考えながら聴いていました。
5.言の葉 青葉
前の曲からの流れが卑怯すぎませんかね?
Q.なんでこんな良い曲が続くの?
A.良い曲しかないから。
また泣いてました。
まゆしぃの「がんばってねと かんたんに言えないよ」の歌の重みが確実に胸を突き刺してくる、そんな感覚でした。
もう聞けないかもなぁとおもっていた曲が流れ出した上に、冒頭で照明の光が8本あった時点でもう高まらざるを得なくないですか。
May'n部長、噂によると一般ワグナーに紛れて参加していたらしくて笑いました。
7.素顔でKISS ME
めちゃくちゃかっこよかったです。
周りの目も気にせずゴリゴリにヘドバンしていて、ふと前を見たらひとつ前のオタクもヘドバンしてました。
正直まだ首が痛い。
よぴ推しの僕としては絶対に聴きたかった曲。
飛びまくった記憶しかないです。
9.メドレー(キャラソン1~NSDH)
大好きなキャラソン1シリーズではしゃいで飛びすぎたせいで足攣りました。
実は直前まで「可笑しの国」「スキ キライ ナイト」にドハマリしていたので特に嬉しかったです。
10.ワグ・ズーズー
正直聴きたかったけど聴けないだろうなぁと諦めかけていたので、歌いだしの瞬間嬉しすぎて飛んだら足に激痛が走りました。アドレナリンで誤魔化しました。
ここまでは「ああ楽しい!最後なのにこんなに楽しくていいのか!?」と思っていました。
11.HIGAWARI PRINCESS
7人がPRINCESSで良かった。7人がWUGで良かった。そんな風に思いました。
言葉にすると俗っぽいですが「エモ」だったなぁと…
このあたりからだんだん「終わり」を意識しながら見ていたような気がします。
12.スキノスキル
もうめちゃくちゃ大好きな曲なのはこのブログでも何度も述べていますが、やっぱり良い曲なんですよ。
「完結してたはずの世界を 変えてゆけるんだね」の歌詞、「ツアーファイナルで完結していたはずの世界を変えた結果このステージがある」と解釈するとこんなにふさわしい歌われ方はなかったんじゃないかなぁと思います。
13.僕らのフロンティア
「WUGという作品に縛られない、他作品での歌唱」というWUG史上初の曲であり、WUGの中でも大きな転換点の一つに当たる曲です。
「きっとどこ切り取っても たぶん何年たっても
先までゆけるはずだ もっと もっと なんて 思っているんだろう」
なんて解散するユニットに歌われたら、泣いちゃうよなぁ…
14.7 Senses
SSAで歌われる「約束の地で待ってて」、ここが約束の地なんだよ!!!!!って叫びそうになりました。
失礼を承知で言うと、正直SSAなんて無理だ、絶対埋まらないと思ってました。
でも実際はあれだけの人数を集めたんですよ、彼女たち。
それってとってもすごいことだなって、実感しました。
なんかうまく言えないですけど。
15.極上スマイル
歌詞間違えたっていいんだよ!!!楽しいのが一番だからね!!!
この曲の時だけは悲しいことも全て忘れて、全力で楽しめた自信があります。
16.雫の冠
そしてこの落差(というと語弊がありそう)。
でもこれだけいろいろな楽曲をいろいろな表情で披露できるWUGってやっぱ最強のユニットだと思います。
このあたりで「ああ、終わりが近づいているな…」と思いだして猛烈に寂しくなり始めたのを覚えています。
17.少女交響曲
この辺からどういう感情でいたのか、ぐちゃぐちゃすぎて記憶が定かじゃないです…
ひたすら死力を振り絞って精一杯の声を上げていたような気がします。
もう二度と聴けないかもしれないから、後悔だけはしないよう全力で応援していたと思います。
これはひたすら聴き入って、感動していました。
僕はずっとこの曲の持つ「神聖さ」を汚したくなくて、一切声は出さないことにしていたので最後までそれを貫きました(別に声出す人を責める訳ではなくてただの僕の拘り)。
「WUG最高~!」は2次元と3次元のハイパーリンクが完成した瞬間で、もう涙しかなかったですね。
「祈り捧げるよ」で祈りを捧げる奥野香耶さん、女神。
何回も見ていても絶対泣いてしまいます。
19.海そしてシャッター通り
MEMORIALの4曲については前の記事で詳しく書いたのでそっちも読んでいただきたいところ。
ただライブで聴くのは初めてだったので「覚悟」はしていました。
生の歌を聴いて初めて、この曲が持つ意味をしっかり咀嚼できたような気がします。
20.言葉の結晶
4曲で唯一ライブで聴いたことがあった曲ではあるのですが、音源で聴いてからライブで見るのはまた違ったものがありました。
突いたら割れそうで冷たい、まさしくガラスみたいな声で歌われるこの曲は、多分今後どんなユニットにも歌えない曲だと思います。
21.土曜日のフライト
この曲は「決意の歌」だそうです。
「忘れないで でも上手に忘れて」
この一節に全てが詰まってる、というと過言かもしれませんが、それぐらいの思いを感じました。
もちろんボロボロ泣きましたよ。
22.さようならのパレード
いや、もう、無理でしょ。
ひたすら泣きに泣きまくりました。
「Wake Up!」全力で叫びました。
ここで本編が終了、確か21時前ぐらいだった気がします。
「もしかしたら最後まで見れないかもしれない…」
そんな思いが頭をよぎりつつ、なんとか見届けられることを祈りながらアンコールを待ちました。
EN1.SHIFT
「ウッソだろお前wwwwww」ってなりました。
忘れてたというか、もう後は散々泣いて終わりだと思ってたんですよ。
こんな楽しくなれる曲来たら思わず笑っちゃうでしょ。
間奏のセリフパートがないんだな~とは思いましたが、後で「鍵を探す必要がなかったから」っていう解釈を見かけて完全に納得しました。
EN2.地下鉄ラビリンス
ひたすら楽しかった、それに尽きます。
飛んで叫んで踊ってはしゃぎまくって…もうすぐ終わりなのにこんなに楽しんで良いんだろうか?という疑問すら湧いてこないぐらい頭空っぽで楽しめました。
EN3.TUNAGO
あんだけ楽しい曲をやった後にこれだけのメッセージを込めた曲が歌える、そんなユニットって唯一無二でしょう。
そしてそれは紛れもなく「WUGにしかできない」ライブだったことの証明でもあります。
(ついでにここまでのEN3曲が全て広川恵一の手によるものって言うのもMONACAオタク的にはポイントが高い)
そしてここでアンコール1回目が終了、時間を確認すると21時20分前でした。
恐らく今抜ければアニONで田中さんがDJを始める時間に間に合う…
でも僕は、抜けられなかった。
まだ一番大事な曲を聴いていなかったから。
一緒に行く予定だった人に「ごめん、あの曲を見ずには死ねない。先に行ってくれて大丈夫だから」と連絡を入れて、「それ」を待ちました。
ダブルアンコールで登場したメンバーが書いたワグナー宛の手紙、七者七様だったのが印象的でした。
感動的な文章だったり、笑いが巻き起こったり、それぞれが伝えたい思いがあって。
バラバラなのに、7人集まると最強のユニットになる。ホントに不思議ですよね。
DEN1.Polaris
これを聴かなかったら一生後悔していました。
7人で書いた歌詞、それに込められた思い。
そしてまゆしぃの「満点の星空を、ありがとう」。
溢れんばかりの思いを受け止めて、その思いに涙を抑えるなんて無理でした。
そして僕は「これを見れたらもう悔いはない」と思い、SSAを出てアニONの会場であるシアターGロッソに向かうことを決意しました。
さいたま新都心から電車に乗り込んだのが22時過ぎ、着くのは22時50分頃でほとんど見れない可能性が高かった訳ですが。
電車の中でTwitterを見てたら「トリプルアンコール、タチアガレ!」との文字が見えて「これは最後まで見届けた方が良かったのか…?」と悩んでいたら電車の乗り換えを間違えてしまい、一度は「これは終わった…もうダメだ…」と思いました。
でも、ここで諦めたらわざわざSSAから抜け出して来た意味がない!と思い直し、なんとか間に合う手段はないか必死に調べました。
すると標準乗り換え6分のところを2分で乗り換えれば間に合うかもしれない、という発見をしました。
乗り換えの駅に着いた瞬間、最後の体力を使って全力疾走しました。
そして……なんとか間に合わせることができました。
後楽園駅に着いたのが22時45分頃、そこからまた走って走って、シアターGロッソに着いたのが22時54分でした。
しかし会場の前には柵と「本日は終了しました」の立て看板が…
「そうか…ダメか…」
絶望していたところに、建物の中からスタッフが出てきて声をかけてきました。
「あの、どうかなさいましたか?」
僕は僅かな希望をもってこう尋ねました。
「まだはいれますか…?」と。
すると
「チケットと購入証明書はございますか?」と確認してきました。
僕は準備していたそれらを見せると、
「もう最後の曲ですよ、それでもいいですか?」と再度確認してきました。
ここまで来た時点で僕としては当然そんなことは承知済み、
「もちろんです!ありがとうございます!」と返事をして入場させてもらうことができました。
会場に入った僕を出迎えてくれたのは田中さんが流す「カレンダーガール」。
「何てコトない毎日が かけがえないの」
この歌詞に全てを救われたような感覚になりました。
WUGのライブ、そしてWUGがあること自体が「何てコトない毎日」だと思っていた、でもかけがえないものだった。
そんな瞬間を目撃してきたからこそ、そんな感覚になれたんだと思います。
最後の田中さんの挨拶でも「何てコトないものが実は特別なんだよ」というような話をされていて、本当にその通りだと何度も大きく頷いていました。
ありがとう、田中秀和さん。
次のDJの時は全部見られるようにしますので、またやってください。
・最後に
この日僕が選んだ行動、その全てにおいて後悔していることはありません。
WUG、ありがとう。
アイカツ、ありがとう。
Gロッソのスタッフさん、ありがとう。
田中秀和さん、ありがとう。
一生この日を忘れません。