音楽は今日も息をする。

あんでぃの音楽関連の記事を書くブログ。MONACAと田淵智也多め。

「グッドラック ライラック」と「アキシブ系」の話。

みなさんこんにちは。長らく更新してませんでしたね。
書くネタ自体はいくつかあったんですが、なかなか時間が取れなくて下書きに眠ったままになっています(そのうちちゃんと書きます…)。



まあそんなこんなで、今回はタイトルにもある通りグッドラック ライラックアキシブ系の話をします。




この曲はアニメ「アニメガタリズ」のED曲になっています。
作詞は只野菜摘さん、そして作編曲は(僕の敬愛する)田中秀和(MONACA)さんです。
以前の記事も読んでね(小声)


で、どんな曲かというと田中さんお得意のアキシブ系が全開も全開な曲で、個人的にはマジサイコーって感じです。
ここで「お前さっきからアキシブ系って連呼してるけど、そもそもそれなんやねん」と言われそうな気がしたので、ちゃんとその答えを教えてくれるページを載せておきます。

あのね!|「ひなビタ♪」公式サイト

まあ簡潔に言ってしまえば"お洒落なポップスである「渋谷系」""キャラクター的な見せ方が強い「アキバ系」"の融合がアキシブ系だという話ですね。


そもそもな話を始めると、元々渋谷系は「ロック」や「クラシック」のような明確なジャンルを指す言葉ではなく、90年代に渋谷・宇田川町を中心に起きたムーヴメントの総称なんですよね。(ジャンルではなくムーヴメントを指すという意味では「ロキノン系」とかと似てますね)
ただ、今渋谷系というと、上のページにもある通りネオアコギターポップ、フューチャーポップなどのお洒落なサウンドを指すことが大半です。
明確な定義こそありませんが、「なんとなくおしゃれだな~」ぐらいの感覚になってきているのかもしれません。


で、そんなお洒落なサウンドアキバ系が結びついた、という話なのですが「これはなぜなのか?」という疑問が当然出てきますよね。
これは誰かがそのお洒落さと、アニメ・ゲームソングなどに求められる「かわいさ」「ポップさ」が結びつく、ということに気付いたからではないかな~と言うのが僕の持論です。
北川勝利(ex.ROUND TABLE)さんや沖井礼二(ex.cymbals,現TWEEDEES)さんといった(ポスト)渋谷系のムーヴメントの中にいた人物が、アニメ・ゲーム・声優への楽曲提供を行っているのもひとつの要因かと思います。
もちろん渋谷系を聴いてきたクリエイターが、その影響を受けているというのもあると思いますね。

例えば田中秀和(MONACA)さん、今回のグッドラック ライラックだけでなく過去にもその影響がみられます。

「いや思い切りFlipper's GuitarにCymbalsやんけwwwww」って感じですね。
思い切りオマージュです。
アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」の劇伴はそもそもの発注が渋谷系だったそうなので納得っちゃ納得ですね。

それから個人的にアキシブ系のレジェンドだと思ってるのがこの曲。

花澤香菜の個人名義の曲はアキシブ系と呼べるものが多いかと思いますが、それもこれもこの曲のせいおかげなんじゃないかとすら思っています。
声質がサウンドとマッチしているのに加えて前述の北川勝利さんがサウンドプロデューサーについていますし、まさしく「アキシブ系の王道と言っていいんじゃないでしょうか。

ちなみにこの曲の作編曲は田中秀和(MONACA)さんの師匠とも呼べる、アニソン界のレジェンドこと神前暁(MONACA)さんです。


ついでなんでこれも紹介しちゃいましょう!

アイカツ!シリーズはホントに良い曲が多いですよね。
ちなみに何故これをチョイスしたかというと、(MONACA)の曲を連続で紹介したからもう1曲!てなもんです。
というわけで作編曲は石濱翔(MONACA)さん。
サビのクリシェがお洒落で好きです。



そんなわけでアキシブ系の話を延々としてきましたが、要するに何が言いたいかというとグッドラック ライラックはその中でも素晴らしくアキシブ系してるんですよ、ということです。
お洒落でキュートでポップな曲なので、聴いたことないって方も是非これを機に聴いてみてくださいね!



今回の記事はここまでです。
次回更新はいつも通り未定ですが、気長に待っててくださいね。
それでは~。